日本版政府系ファンド(SWF)議論開始!!
自民党の国家戦略本部(総裁直轄)は、日本版の政府系ファンドの創設について議論する「SWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)検討プロジェクトチーム」設立しました。
私も、日本もSWFの創設を検討するべきだとの主張を党内でしてきましたので、これで第一歩を踏み出したことになります。
SWF(ソブリン・ウウェルス・ファンド)とは字の通り、国家の富を運用するファンドでオイルマネーを運用する中東諸国のファンドや、シンガポールなどのファンドが有名で、最近は中国の動向も注目されています。
日本には外貨準備が約100兆円あります。一説には、外貨準備にはその国の貿易額などから国際的に適当な水準があり、日本に当てはめた場合、概ね25兆円程度ではないかと言われています。であれば約75兆円は理論上運用可能ではないかと言われています。実際は、日本の外貨準備はほとんどが米国債(年利約4%、ちなみにシンガポールのSWFの運用利回りは約10%と言われている)であり、日米関係における高度な政治判断もあって、そうそう自由には動かせないのかもしれません。
しかし、その高度な政治判断はそもそも誰がするのか?本来、政治家が行なうべきことであって役所がやることではありません。
その意味からも日本版SWFを検討することは有意義であると考えます。
私は推進の立場からいくつかの検討課題を指摘しておきたいと思います。
①第二の財投にならないために・・・。
→ガバナンスの仕組みをどのように構築するか?責任の所在を明らかにする。
②トップを誰にするか?
→国際的に信頼の厚いトップを据える必要がある
(ちなみにシンガポールのSWFのトップはリー・クアンユー元首相)
何人かの国際的な投資家に聞いてみたところ、圧倒的に竹中平蔵氏を挙げる声が強かった。
③世界最高水準の執行部を集められるか?
→現在の日本の役人の給与体系では無理。
④そもそも世界的に金余り状態のなかで、既存のファンドの尻馬にのって投資をしても、世界のバブルを煽るだけの結果となりかねない。哲学と国民的コンセンサスが必要。そんな金あるなら借金返せ・・というのもある意味正論。
いずれにしても、「借金返すために、博打に手を出すようなもの。」という批判(結構説得力のある)がいずれ出てくるだろうから、それに負けないだけの説得力を持った議論が重要です。
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