【秘書ログ】 復興予算報道に見る"政治不信を創るマスコミ"

2012年11月 1日 17:22 | 秘書ログ

 「あの番組に協力するのは止めた」
 10月9日の民放Aの放送後、平将明議員はこうツイートした。不適当な復興予算について、国会閉会中でも衆議院決算行政監視委員会で早急に審査すべく、他の野党委員とともに行動してきたが、与党民主党のサボタージュで実現できない。そう切々と取材陣に訴えたにもかかわらず、番組としての「政治家は休んでいてもポストを守れるが、被災地や工場は休めない。1億3000万の国民の時間を無駄にしている」との結論を導くため、「なぜ(民主党が)ここまで非協力的なのか理由がまったく分からない」という一部のコメントだけが引用され、"国民の税金を適切に扱うための行動"が"与野党間の政争"と一緒くたにされたからだ。
 また、10月11日の民放Bでコメンテーターは「復興予算で問題なのは、政治家が何もやらず、マスコミが調べてようやく問題が表面化したことだ」と言及したが、平議員は、復興予算の問題点を数々のマスコミの記者にレクチャーしているし、政府の行政刷新会議から入手した何十ページもの資料(各省庁予算の点検を行うための"行政事業レビューシート")をコピーし差し上げてもいる。
 行政事業レビューシートにしても、議員から指示を受けて入手を試みたところ、「内閣府以外の省庁の予算のことは分からない」と政府の行政刷新会議が仕事をしたがらないのに対し、「問題がある予算について把握しないのなら、行政刷新会議を設置した意味がない」と強く迫り、ようやく提供されたものだ。
 勿論、1人の国会議員とその事務所ができることは、全体のほんの一部に過ぎない。それでも、平議員に限らず、国会閉会中でも国政に尽力している議員はいる。また、それらの行動は、決して政争のために起こしているわけではない。この事実を送り届けたい。〈秘書W〉

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