第87回カフェスタトーク【築地魚河岸三代目 生田よしかつさん】

2014年5月27日 13:22 | カフェスタトーク

 本日は、このほど当カフェスタの女性アシスタントに決定した宮崎めぐみさんが初登場。ゲストは、水産資源管理の視察でアメリカから戻ったばかりの準レギュラー生田よしかつさん。
 司会の平将明議員は、宮崎さんの紹介や党内や閣僚等の近況を交えながら集団的自衛権や水産資源管理についてわかり易く解説・進行していきます。合わせて、生田さんから英会話学習の成果についての報告もありました。

 トークは集団的自衛権から。我が国を取り巻く安全保障環境は激変している。国は、これに対応し、いかなる事態においても国民の命と平和な暮らしを守り抜く必要がある。そのためには、個別的自衛権だけでなく集団的自衛権の一部も認めるなど同盟国との連携を強化しなければならない、とその意義が述べられた。
 そして、憲法解釈の変遷について、1946年の吉田茂政権の時は「個別的自衛権の行使もできない」という解釈であったが、1950年の朝鮮戦争をきっかけに、自衛のための組織、のちの自衛隊となる警察予備隊が作られ、個別的自衛権も事実上認められた、という歴史的事実に触れた。このほか集団的自衛権については、後日、石破幹事長をゲストとして招き、改めて詳しく伺いたいとのことであった。
 話は変わって、生田氏が水産資源管理の視察で渡米した件について。水産資源管理とは、マグロ等の乱獲を防止し、大きく成長するまで守ることで、水産資源の再生産能力を維持していこうという概念である。カリフォルニア州モントレー水族館は、持続可能な水産資源を選ぶよう促すため、「シーフードウォッチ」というプログラムを開発したが、これを見聞してきた生田氏は「アメリカのスーパーの鮮魚売り場では、水産資源の区分を表す緑色(Best Choices:最良の選択)、黄色(Good Alternatives:良い代用品)、赤色(Avoid:回避対象)のうち、赤色区分の本マグロ等は店に置いてない」と、アメリカにおける水産資源管理の積極的取組みについて紹介した。生田氏は、カツオの減少にも触れ「カツオはダシになるなど和食の源。カツオがいなくなったら和食がなり立たなくなる」と、水産資源管理の重要性について重ねて強調した。

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