第56回カフェスタトーク【東京都議会議員 鈴木あきまさ・鈴木あきひろ】

2013年5月27日 12:20 | カフェスタトーク

 今回のゲストは、東京都大田区選出の都議会議員の2人、鈴木あきまさ議員、鈴木あきひろ議員。当初出演予定の神林(かみばやし)茂議員は、残念ながら公務により番組に間に合いませんでした。話題は、羽田空港跡地の利用、東京オリンピック招致、大田区の活性化等についてです。平議員は、あきまさ、あきひろ、まさあき、名前の似た三人の話題から和やかにスタートさせました。 

 まずは自己紹介。鈴木あきまさ都議は「かつて1万2,000あった大田区の町工場が今は4,000に減少した。後継者不足、技術の海外への流出、空洞化の悪循環が止まらない。このような状況にある大田区の物作りパワーの再生を果たしたい。」、鈴木あきひろ都議は「国際ボランティアの経験を活かして、また、地元零細企業の経営者として培った現場感覚を都政に反映したい。」と抱負を述べる。
 現在招致運動が展開されている東京オリンピックについて、実現されればこれが起爆剤となって、日本全体が上向くという期待を平議員は述べた。東京選出の議員以外は、東京のみが発展し地方が衰退すると批判するが、日本全体が成長していくためには、日本の技術革新を世界に発信する拠点としての役割、「日本というチーム」の四番バッターとして日本を牽引していく役割、これらを東京が果たさなければならないと主張した。
 また、羽田空港跡地を特区化し、大田区を国家的な問題解決のモデルにするというアイデアも出た。隣の大田市場と連携して農産物輸出の拠点にする、中小企業の見本市をつくって海外にアピールする、ガンダムを設置してクールジャパンを推進する、といった政策が語られた。さらに、羽田空港の国際化によって世界の高度人材を大田区に集めるという展望にも触れた。その際、英語教育の強化・病院へのアクセス簡便化など、外国人家族が暮らしやすい街づくりを行いたいという構想も語られた。
 このほか、鈴木あきまさ・あきひろ両都議からは、起業の為の敷地確保や技術革新への助成金交付の必要性が語られ、平議員からも中小企業のためにそうした情報提供を徹底すべきとの考えが示された。

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