「失われた10年」再来の危機を回避せよ!

2007年6月27日 22:21 | その他

          二回目の『失われた10年』は回避できる!

 平成に時代に入って間もなくバブル経済は崩壊し、時同じくして政権与党・自由民主党は国民からの信頼を失い下野をしました。そして、日本の政局は混迷を深め、毎年のように総理大臣が変わるという政治不在の時代が始まったのです。政治がリスクをとり政策を断行することなく、巨大化した不良債権の問題は先送りされ、失われた10年と言われる悲劇は生まれました。

 その後発足した小泉政権は、国民からの信頼を失った反省から自民党の古い体質をぶっ壊し、不良債権問題を解決し、財政出動に頼らない景気回復を戦後初めて実現をしました。最悪時7,000円台だった株価は18,000円台へ、求人倍率は0.5倍から1.0倍以上に、失業率は5.5%から4.0%へ、財政の健全性を表すプライマリーバランスは-28兆円から-10兆円を切るまでに劇的に改善されました。

 改革を止めてはいけません。世界に類を見ない急速な少子高齢化社会を迎えるなか、皆が安心できる社会を実現するための強い財政を、改革による着実な経済成長によって実現しなければなりません。そしてそれは、批判とバラまきでは決して解決することのできないことなのです。

 社会保険庁をはじめとする役所の体たらくは、当然政権並びに与党の監督責任です。私たちは目の前にある問題を着実に解決していきます。国民本位の意識が無い役所は潰し、公務員の体質を抜本的に変える制度改革を実現していきます。

 今、政治の停滞を招いてはなりません。それは再び、政局の混迷を招き、政治の不在を招き、再び「失われた10年」を招くことに他ならないからです。だからこそ、私たちは皆様からの批判を真摯に受け止め、自らの責任を痛感し、山積する問題に真正面から取り組んでまいります。

 自民党の改革後退を懸念する若手議員が結成した改革加速議連(会長:棚橋泰文元IT担当大臣、メンバー数約100名)、私はその代表幹事として自民党の改革、政治の改革、日本の改革を推進していく所存です。

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