【インターンによる発信 『若い声』】 学生時代にやっておくべきことは何ですか?

2020年8月11日 09:37 | 若い声

「学生時代にやっておくべきことは何ですか?」
採用面接などで学生がよく聞く質問。実際私も経験があり、特に印象深い回答がある。
「学生の立場を上手に活用し、大人から積極的に学びなさい。」
学生には、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問など、社会人から学ぶことのできる機会がたくさんある。社会人になると、一般に所属組織の一員として発言や行動を求められ、責任が伴う。それに対し学生は、学ぶ立場を前面に出し、興味のある世界に飛び込んでいける恵まれた存在である。何かを学ばなくては。


一方で私は海外生活が長く、日本の政治に触れる機会があまりなかった。海外では、学生のうちから政治に関して議論することが多い。しかし、そんな中、私は自分が日本の政治に関する知識に深みがないことを常に残念に思っていた。知っていることといえば、メディアから入る政治家の活動情報、ネット上の一般市民の匿名の批判程度だった。「日本の政治はダメだ」「国民の為を思っていない」のような批判もちらほらネット上で見てきた。だが、私は有権者として、日本の政治を理解し、どのような国を作り上げたいのか考え、自分の志に近い政治家を見つけようとしただろうか。あるいは、自身の意見を積極的に政治家らや社会に向けて発信していただろうか。


さらに言うならば、日本には政治に関心の薄い人たちが多いと思う。事実、投票率にもこれが顕著に表れている。最近のものでいうと、2017年の衆議院議員総選挙では約54%、2019年の参議院議員通常選挙では約49%となっている。私の留学先のイギリスでは、2019年に行われたイギリス総選挙での投票率は約67%だった。だからこそ、私たちの世代がこれからの国をつくっていく存在であることを認識し、政治への理解を深めていくのが重要なのではないかと考える。


そのような感情に揺さぶられ、先月イギリスの大学を卒業した私は、大学院進学までの間の夏休みを活用して、平将明事務所でのインターンに参加させていただいた。

(インターンR・I)

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