ブログ:永田町日記

  • 2009年6月19日 09:01

    2005年の衆議院選挙から約4年、国内外の環境や政治環境は大きく変わった。

    来る衆議院議員選挙を前に、自民党は与党として、2005年の選挙で国民と約束したマニフェストの検証をし、そのうえで新たなマニフェストを策定し、国民の前に示していかなければならない。

    私は一貫して党内でしっかりとしたマニフェストの議論をすべきだと主張してきた。

    また、党執行部にマニフェスト策定プロジェクトチームの設置と開かれた議論を早急に開始するよう要望してきた。

    残念ながら、いまだ具体的な議論が開始された様子はない。

    2005年、わが党の立ち位置ははっきりしていた。安倍政権の造反議員復党あたりから様子がおかしくなり、いまでは、造反組が党の政策の責任者や広報責任者、政府では大臣になっており、日本郵政の社長問題ひとつとっても非常にわかりにくい状況が長く続き、構造改革支持、不支持双方から愛想を尽かされているのが今の状況だ。

    自民党の立ち位置、目指すべき国家、それを実現する政策を明らかにしなければ選挙は戦えない。「なんとなく自民党に白紙委任」という時代とっくに終わっているのだ。そのためには分裂を恐れずに、しっかりとした議論を重ね、マニフェストをまとめていく必要がある。

    しかし、未だマニフェストの議論がなされていないところを見ると、このような党内状況で、開かれた議論を経てマニフェストをまとめる自信が党執行部にはないのではないか?ぎりぎりのタイミングで、時間切れを振りかざして、一、二度のガス抜き議論を経て、その場しのぎでこのマニフェストの問題を切り抜けようとしているのではないか?もし、そのようなことになれば選挙は惨敗だ。心配でならない。

    このような問題をフェアに解決する方法がある。今年9月には総裁選挙が予定されている。この際、衆議院選挙前に、各総裁候補者がそのまま衆議院選挙で使えるレベルのマニフェスト(スローガンではなく)を掲げて、総裁選挙を戦う『マニフェスト型総裁選挙』を行うべきだ。そしてこの各候補のマニフェストが、今後予想される政界再編の政策軸にもなっていく。政策軸なき数合わせの政界再編は、このあいだの自民党下野・細川政権発足後の政治混乱とそれに歩調を合わせた'失われた10年'を見るまでもなく、国民にとっても国家にとっても不毛で、大変不幸な結果を招くことになる。「自民党に愛想が尽きたから民主党。」では悲しすぎる。政策本位の日本政治を打ち立てる第一歩を踏み出すべきだ。

    誰が総裁なら選挙に勝てそうとか、この人のお父さんには恩があるからといった志の低い判断しかできない党だと国民から思われたら、本当に自民党は終わってしまう。

     

  • 2009年6月12日 10:21

     麻生政権のマニフェストに対する取り組みは遅すぎる。

    そもそも執行部には古いタイプの政治家が揃い、マニフェストの重要性をあまり認識していないようだ。

     4月1日に山本一太参議院議員と私で61名の同志を集めて細田幹事長に直訴した。すぐに対応するとの答えをもらったが、結局2月半なんら具体的な議論がなされないまま時が経過した。そのようななか、先般紆余曲折を経てようやく菅義偉代議士がマニフェスト策定PTの座長に就任することが決まった。

     早速、菅さんを応援し、我々の意見をマニフェストに反映させるべく新たな会を立ち上げた。

    『まっとうなマニフェストをつくる一年生議員有志の会』、

    呼びかけ人には坂井学、小野次郎、田中良生、山内康一代議士になっていただいた。会の名前は私がつけさせてもらった。

    早速昨日、菅先生を招いて意見交換をさせてもらった。約10名の議員が参加した。今後30名程度までメンバーを拡大していきたいと思う。

     

    主な内容は以下の通り。

    自民党は愛想尽かされている。変わるといった強烈なメッセージが必要。

    ・世襲制限・議員定数削減・霞が関改革で思い切った提案をしなければならない。

    一年生議員からは、生煮えのマニフェスト、中途半端なマニフェストで戦った負けたら、死んでも死にきれない。負けても悔いの残らない思い切ったマニフェストをつくって欲しいとの意見も出された。

    来週再び意見交換を行う。

  • 2009年6月 9日 14:34

    photo151765[1].jpg

     6月9日、自民党無駄撲滅プロジェクトチーム(通称:ムダボ)河野太郎チームは、NPO'構想日本'の全面的協力を得て、文科省所管の独立行政法人・公益法人の政策棚卸を実施した。

    この日に先立ち、チームメンバーは文科省、財務省と数日にわたり長時間にわたるヒアリングを重ねてきた。その中から特に注意の必要な案件をこの日、有識者も交えて、公開の場で議論することとした。

    俎上に上った案件は次の通り。

    1.国立メディア芸術総合センター

    2.日本学生支援機構

    3.日本科学技術振興機構、日本学術振興会

      科学未来館

    4.日本教材備品協会

    5.民間放送教育協会

    6.日本スポーツ振興センター、

      ナショナルトレーニングセンター

    7.国立大学財務・経営センター

     

    8.ソフトウエア情報センター  9.日本芸術文化振興協会、新国立劇場運営財団 

     

    特に、国立メディア芸術総合センターは、サブカルチャーと言われる分野を国家が箱ものを作って支援するという全く的外れなもの。世界に発信する拠点をつくるべきだとの意見には賛成であるが、アニメやJ-POP、ゲームであればバーチャルな拠点を整備するべきであり、土地・建物に117億円使うというセンスに呆れる。また、これを維持するために新たな組織と建物の維持費等経費が永遠にかかることになる。さらに、サブカルチャーは政治的権威とは全く対極の立ち位置で発展するもので、政府の御用文化になったら、おもしろくもおかしくもないし、堕落して発信力そのものも失うのではないか?補正予算は一括審議であり、個別の賛否は示しにくいが、政治のガバナンス機能、与党のガバナンス機能が問われる案件ではないか。当然、PTメンバーの与党議員も連帯責任を負っている。補正予算など採決をする前に、自民党の部会の了承だけではなく、ムダボの議論も経るプロセスを確立する必要がある。これらのガバナンス機能強化を党内で実現していきたい。

     

    詳しくはこちら↓↓↓

    「構想日本」HP 事業仕訳結果速報

    http://www.kosonippon.org/project/detail.php?m_project_cd=741&m_category_cd=16

     

    次回のムダボは内閣府所管法人の政策棚卸を予定しています。担当は私です。

     

  • 2009年5月20日 13:34

     5月8日に国会議員の夏の賞与の削減を提案しました。↓↓↓

    今日の自民党党改革実行本部における委員会(委員長:佐田玄一郎代議士)において、この提案が実現する目途がたちました。党内でも反対が多く、また、時間がない中で、実現が危ぶまれていましたが、佐田委員長が関係者の説得に奔走し、実現することになりました。我々の提案では3割でしたが、委員会案では2割となり、若干不満も残りますが、今までの自民党では門前払いされる可能性もある若手のこの種の提案に、執行部が真摯に受け止め、取りまとめたことは評価したいと思います。野党が合意すればこの夏の賞与が2割削減されます。

  • 2009年5月 8日 17:39

    提 言 ― 議員賞与について

     

    本日、国家公務員の平成216月分の賞与を0.20ヶ月カットする人事院の勧告通りの削減案が閣議決定をされました。

    民間が不景気の影響で大幅に賞与を減らすなか、当然の措置とはいえ、与党の提言に端を発してこうした速やかな決定に至ったことを私たちは高く評価します。

    これを受けて、私たちは、次の通り提言を致します。今後、賛同する議員を増やし、自民党執行部や議院運営委員会などに申し入れをしていきます。

     

     

    一、 国会議員(衆・参)の平成216月分の賞与を

    3割カット」すること

     

     

    理由   本日(5/8)、細田幹事長も記者会見において、「国家公務員が賞与を削減されるのであれば、議員も率先して減額すべき」旨の発言をされました。

    今回の決定により、特別公務員としての総理大臣等も賞与の減額を受け、国会議員も連動して減額をされることになります。

    しかしながら、民間ならば、まず経営陣が社員よりも大幅に身を削るのが通常です。したがって、一般の国家公務員以上の更なる減額をして、自ら率先して範を示すべきであると考えます。

     

     

    平成2158

               提案者    小野 次郎   

    篠田 陽介 

    平  将明

                         牧原 秀樹

                         山内 康一

                                        

  • 2009年4月18日 11:55

    DSCN8081-s.JPG

     学生団体'RING'の企画で、学生と討論してきました。 

     議員側は私と自民党木原誠二氏、民主党からは細野豪志氏、津村啓介氏です。

     結構、おもしろいと思います。とても長いですけど。90分位。

     反省すべき点は、どうも私と木原氏の話し方が偉そうな印象を受けます。概して、自民党は学生の意見に対しても厳しく、民主党は学生に優しくアドバイスすると言った感じです。

     
     動画はこちら↓↓↓
    http://www.ring-web.info/pv/4vs4/4v4.html

  • 2009年4月14日 12:07

     本日予定されていた有楽町マリオン前の17:00からの街頭演説会は、天候不良のため中止となりました。

    来週は、時間が変更となり、1時間遅い18:00から1時間となります。その後、毎週開催予定です。

  • 2009年4月 8日 13:01
    100_2304-s.JPG
     街頭活動開始!!
     
    自民党若手改革派
    グルー'プロジェクトJ.'
    本日より街頭活動を開始した。弁士として10名を超える自民党国会議員が集まった。
     
     これから毎週火曜日
    17:00~18:00の1時間(日が延びてきたら
        18:00~19:00)、
    有楽町マリオン前で街頭演説を行う。
     
     直接、皆さんに訴える街頭演説は政治活動の基本。今まで議論を積み重ねてきた我々の政策を訴えていきたい。
     'ムダボ'(下記※参照)による役所の無駄遣い撲滅や、政府資産売却の徹底による財源捻出。議員定数の大幅削減など、今後はグループ独自のマニフェストとして取りまとめ、自民党のマニフェストにすべく活動していく。
     
     ある調査では、麻生太郎も小沢一郎もダメだという意見が7割を占める。政治の信頼をどうしたら取り戻せるのか、皆さんの声を聞き、感じ、考え、議論し、行動を起こしていきたい。
     
     
    ※'プロジェクトJ.'とは・・・、
    A.自民党若手改革派グループ、山本一太、河野太郎、世耕弘成、平将明、佐藤ゆかり他20名。
     
    ※'ムダボ'とは・・・、
    A.行政の無駄撲滅を目的とした自民党のプロジェクトチームの活動全般を指す。
     
     
     
     
     
  • 2009年4月 2日 09:43

                 細田幹事長.jpg4月1日、61名の自民党若手議員の賛同を得て、細田幹事長にマニフェスト策定委員会設置の申し入れをした。

     小泉-安倍-福田-麻生と政権が変わる中で、自民党の政策的立ち位置が非常にわかりにくくなっている。小泉政権下で行われた2005年の第44回衆議院議員選挙は、郵政民営化をはじめとした構造改革の是非を問う選挙であった。しかし、その後安倍政権でこれらに反対し離党した人たちが復党をし、麻生政権では内閣や党の中枢に復帰している。

     さらには、郵政民営化や構造改革の根幹にかかわる事柄に対して、野党の質問に対し、「それは竹中氏がやったこと」とか「そもそも俺は反対だった」とか、さもしい答弁が繰り返されている。わが党は、前回衆議院議員選挙で国民と約束したことを変更するのであれば、新たなマニフェストを示して、国民に再度問わなければならない。

     党執行部はマニフェストの議論をせずに、選挙間際に出すつもりらしいという情報が漏れ伝わって来た。もし本当なら、政策よりも権力維持を優先した姑息な話で、全く有権者無視の発想と言えるだろう。そのようなことを阻止するためにも、61名の賛同者を得て、細田幹事長に申し入れをしたのだ。

     幹事長室に入る前、私は山本一太先生に「必ず期限を切って、返答をもらうようにしてください。」と念を押した。山本先生の机を叩きながら熱弁に、細田幹事長も前向きに対応していただいた。近く正式に答えをもらえることだろう。

     マニフェストの中身については、議論をする場が設置されたのち、我々若手も様々なグループを通じて積極的に提案をしていきたい。

     数合わせの政治・情緒的な政治から、政策本位の政治・国民本位の政治への転換が今、我々政治家に求められている。

  • 2009年3月13日 09:51

    P1030135-s.JPG

    今週土曜日3月14日の

    22時00分~23時55分、

    朝日ニュースターの番組に出演します。

    2時間と長いですが、是非、ごらんください。 

    番組名

    葉千栄NIPPONぶった斬り

    テーマ:「麻生政権と日本 自民若手政治家たちの胸の内は!?」

     

     

    出演:河野太郎衆議院議員(自民党無駄撲滅プロジェクトチームで活躍、私もメンバー。)
        水野賢一衆議院議員(道路財源の一般財源化で若手を取りまとめ、総理に実現を迫った。)
        菅原一秀衆議院議員(1,2,3の会を結成、自民党当選1,2,3回生の会。世代交代模索)
        平 将明衆議院議員(自民党若手グループの国民本位の政治を実現する会代表)


    初回放送
    3月14日(土)
    第2土曜 夜10:00~11:55

    再放送
    第2土曜 深夜3:00~4:55
    翌日曜 午後4:00~5:55
    翌水曜 夜10:00~11:55
    翌水曜 深夜3:00~4:55
    翌木曜 午後2:00~3:55

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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